実験メニューは次の通り予定しています

• Ⅰ　基本編  実験材料と ダイオード比較
• Ⅱ　探り機構の実験編
• Ⅲ　検波器の実験編
• Ⅳ 同調回路 ヴァリオメータ編
• Ⅴ 同調回路 バリコン編

鉱石ラジオの実験　Ⅲ　検波器の実験

第3章は，鉱石さぐりについて実験し，十円玉や五円玉でも検波できるか実験します．

金属針　Cat Whisker

金属針　Cat Whiskerは固定した鉱石(方鉛鉱等)を金属の針で刺して検波するために使います．

Cat Whisker ネコひげ　と言われていますが，先が細くしなやかで優しく触るのが良いようです．

次の3種類でCat Whisker実験しました．

1.スズメッキ線
2.ニクロム線
3.極細銅線　(ビニールより線を解いて利用)

この3つの中で3の極細銅線が最も良い成績でした．

鉱石はCat Whiskerを使わず両端をクリップで挟んでも検波ができました．
クリップで挟んだ時と，Cat Whiskerを使った時とどの程度出力音量に差が出るかを測定しました

方鉛鉱　

　 両端をクリップで挟んでも検波した時　80dB
　 Cat Whiskerを使った時　　　　　　 107dB
　　差　27dB UPしました　　　　　

黄銅鉱　

　 両端をクリップで挟んでも検波した時　80dB
　 Cat Whiskerを使った時　　　　 　　 96dB
　　差　16dB UPしました　　　　　

鉱石の場合はCat Whiskerは絶大な効果がでます．

硬貨による検波の実験

　　

硬貨で検波できるかどうかとCat Whisker効果の実験をしました．

10円玉 5円玉 1円玉　全て検波ができました．
(100円と500円の実験は後日実施し追加します)

材質は10円玉は青銅， 5円玉黄銅， 1円玉はアルミニウムです，
硬貨でのテストではCat Whiskerを使っても出力レベルはUPしませんでした．

硬貨で検波させると鉱石と比較してザラザラした歪んだ音になりました．

YouTube動画にUPしましたのでご覧ください ．