17.間隔移動式板バリコンゲルマラジオの製作

板バリコン

間隔移動式板バリコンゲルマラジオの製作

 先に製作した缶バリコンスライド方式(間隔移動方式)の中継ナットの代わりに爪つきナットの使用はどうかとの発想が湧いてきた。
よりスマートになるのではないかから急遽製作衝動に駆られて製作した。
支柱となる木材もある、板バリコン用のアルミも廃材と使用していないアルミ箱の底板使用することとした。
木材関係は流用品使用である。

JR1MXX 高橋さん 投稿ありがとうございます。

間隔移動式板バリコン

材料  写真は材料の一部で固定側に廃材のL型アルミ板使用支柱にはM6の穴明け後M10で板厚の半分ぐらいまでザグリを入れて爪つきナットを打ち込んだ。
 ここが今回のセポイントである。
 可動側板バリコンのセンター上部にM6の穴明けをする。
 アルミ板の大きさは固定側がW85xH54xL部9mm可動部がW100xH69mmである。
M6長棒ボルトを有る長さで切りM2の穴を2箇所明ける。Rピン差し込む穴である。
この間隔は約5mmで明けている。

発送のポイント  この写真は今回の発想のポイント部分

固定側はL部にM3の穴2箇所明けて木ネジで固定した。
可動部はM6穴明け状態でヤジロウベイ式に吊り下げる形となる。シャフトの回転右、左で間隔の調整を行う。
スパイダーコイル取り付け支柱とアクリル板を加工してアンテナ、アース、イヤホーン用プラグ受けを取り付け配線待ちの状態である。
スパイダーコイルはハムフェアでの売り物を使用した。
ゲルマが手持ち切らしてるためやもうえず使用した。
スパイダーコイルを巻いて支柱に取り付けいよいよ配線である。
配置にあわせてある長さで切断、両端をワイヤーストッパーで被服を剥く。
数本用意したところで半田付けである。難しい配線は無いので楽に出来る。
配線完了と同時にシャフト回転用のペットボトルの蓋を加工して取り付けた。
可動部の支柱とした木材は裏から釘2本打ち込んでいる。念のためにボンドで固定した。
先に製作した間隔移動方式の中継ナット方式よりも簡単に出来た。
可動アルミ板の大きさにもよるがある程度の大きさでも対応できるようである。
シャフトのがたつきが気になっていたが製作してみるとその心配は払拭された。
配線後の整線に木製台使用のためにM3で穴明けして園芸用のビニ被服の針金で止めている。すっきりさせることが出来た。
配線等完成後はチックして動作確認に入る。
聴こえるのは判っているがどのような感じなのかはそのつど異なり興味がそそられるところでもある。
いよいよ動作確認である。
いつものようにアース、アンテナをそれぞれワニ口クリップで接続、クリスタルイヤホーンジャックを差込耳にあてがい板バリコンの間隔をツマミで回転させて調整していく。
このときはNHK第1で女子駅伝の中継放送をしていた。
しばらく聴いた後NHK第2の確認、外国放送、TBSの確認と出来た。
特にNHK第2が良く聴こえた感じでした。
可動部がヤジロベイな感じで不安定な部分でもあるが選局してみるといじらない限りずれることが無かった。
この状態でもゲルマラジオとして立派に動作してくれる事にやはり感動します。
製作のポイント 今回イヤホーンで音量の違いがあることが判った。
手持ちイヤホーンでは音量が低目が多かった。
購入する段階では判らないので購入後のチックとなりますね。
この写真は今回製作のポイント部分です。
爪つきナットM6です。
爪つきナットでM4,M3が有ればもっとスマートに製作できるかもです。
板の形状を変える事による遊び心も楽しめそうです。又CD-ROMでも当然使用できます。

 

JR1MXX 高橋

 

 

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