第一章　 S-21 　Skyrider 5-10

Hallicrafters S-21 Skyrider 5-10 は1938 年に始まり，1939 年まで続きました．　69.5ドル

中間周波1600kHzの高1中2 シングルコンバージョンVHF帯通信型受信機です．

高1中2ですが中間周波が高いのでVHF帯も予想以上に高感度で受信します．

9球 2バンド 27～68 MHz
1. 27MHz ～ 40MHz
2. 40MHz ～ 68MHz
真空管構成
1852 6L7 6J5 6K7 6P7G 6Q7G 6H6 6F6G 80

ダイヤル機構 ギヤーダイヤルが採用されています．

S-21の中間周波トランスの内部

◆外付けコンバーターで楽しむ◆
オリジナルのS-21の受信帯域で受信できるのはは27MHzの市民バンド28MHz 50MhZのアマチュアバンドとなり面白みが少ないので外付けのコンバーターを用意しました．
このコンバーターを付けると中波帯　AM放送　短波放送　や　アマチュア無線7MHz SSB等が受信できます．
コンバーターはパススルーが出来，オリジナル機能も楽しめます．

外付けのコンバーターを作ってみました．動画にはLA1600を利用したとなっていますが，これでは動作しませんでした．
うまく行った回路は次のNE612を利用した回路図です．

3. 中波　AM放送　受信OK
4. 短波 短波放送　7MHz CW/SSB 受信OK
局発の水晶を25.0MHzを利用すると中波は25.0MHzに出てきます．
関東地方でしたらNHK第1放送は567KHzですのでS-21のダイヤルを25.567にセットすると聞こえます．
7.080MHzのSSBは+25して32.080MHzにセットすると聞こえます．
受信したい放送の周波数に25.0MHzをプラスしてS-21のメモリ盤で読める事になります．
コンバーターを付ける事により，中波放送から7MHz以上までをバンドを切り替える事なく，連続カバーする受信機となりました．

■28MHz Eスポ発生中　コンバータなし　S-21の素の音を聞いて下さい

■ コンバータを付けて　AM放送 NHK第一放送 から7MHz SSBまで連続受信の様子をお聞きください

How to listen AM radio and shortwave broadcasts on hallicrafters S-21.
This fine old receiver made in 1939, in original drab livery (could be described as dried mud), tunes to two VHF bands, 25 to 40 Mc/s and 38 to 66Mc/s and has all the features one would expect in a communications receiver.
This is a VHF machine, but I tried to receive MW and SW.
Medium wave radio broadcasts and shortwaves receive a 7MHz SSB Ham Radio.
I didn't want to modify the main body, so I decided to attach an up converter externally.

もう一度ラジオ少年にもどろう！　ラジオ中年！　…　いやラジオ高齢者でもいいや！