(3) 1アマを取ろうと思った理由
1アマを取ろうと思った理由最初に入手したのはエムツーKWM-2Aでした.次に入手したのはCollinsのSラインです. 受信機は75S-3,送信機は32S-3と言います. Sラインには-1,-2,-3とありますが,3には-3,-3A,-3B,-3Cとあり,1より2,2より3が新型となります. 3Aは3のクリスタルバンクを広げた物,-3Cは-3Bのクリスタルバンクを広げた物となっています.これはKWM-2とKWM-2Aの関係と同じです. -3B,-3CはCWフィルターがオプションになっているので購入時はCWフィルターが付いているか確認した方が良い. 私の購入した75-S3には200HzのCWフィルターが付いていた. ついでだエイヤー,と競り落としてしまったのがリニアアンプ30L-1です. 外観,内部共に綺麗でしたが球がダメだった.これには811Aが4本使われている. 30L-1は811Aが横向きにマウントする構造になっており,中国製の811Aはグリッドが垂れ下がりやすく寿命が短いとの情報がありe-BayでPENTAの811A 4本セット(新品)をUS123ドル85セント(10,212円)で落札した. 配送に時間はかかったが,梱包も厳重にしてくれて無傷で到着した. 試験的に火を入れて見ると,リニアを焚くと言う言葉がピッタリで真空管のヒーターの明かりは物凄く眩しかった. しかし待てよ,2アマではこのリニアは使えません. 1アマなんて必要ないと思っていたが,このSラインの30L-1を使うためなら取ってもよいな!と思い,4月期の試験にチャレンジすることにした. 1アマの試験は法規と無線工学と電気通信術があるが2アマを持っているので通信術は免除である. 教科書はガールスカウト群馬第4団に遊びに行った時に著者のさっちゃんからサイン入りで頂いた「楽しくおぼえる1アマ攻略」(CQ出版社)の本があるのを思い出し,本棚から引っ張り出して勉強を始めた. 1アマの試験ともなるとキルヒホッフの法則(工業高校の電気科で習います)とか,高度な計算問題が出るが, この「楽しくおぼえる1アマ攻略」には公式の暗記の方法とか,こう来たらこう答えろと,難しく考えないで解く方法が解説されている. この本で教えられた事は,「満点を取ろうとするな!」, 「難しい問題は思い切って捨てろ!」,「出る頻度の高い問題を確実に答えることが出来れば道は開ける! 」と書いてある. この本1冊で1アマに合格するには無理があるが,まずはこの本でチャレンジする勇気を貰って,CQ出版の問題集と無線工学の解説を購入し勉強した.とにかく過去の問題集を数こなすのが早道だ. 晴海の試験会場です. 今回出た法規の問題の1番目の問題 「総務大臣が無線局の予備免許を与えるときに指定する事項ではないものはどれか.1から4までのうち1つ選べ」 1 電波の形式及び周波数 2 空中線電力 3 運用許容時間 4 無線設備の設置場所 無線工学の4番目の問題 「周波数50Hzの正弦波交流において位相差π/4(rad)に相当する時間差の値として正しいものを下の番号から選べ」 1) 0.25ms 2) 0.5ms 3) 1.25ms 4) 2.5ms 5) 5ms (答えは最後に) 当日は雨模様の寒い日だったが,手ごたえを感じて帰ることができた. CollinsのSラインが揃ったが,こうなると周辺の小物もCollinsに統一したくなる.
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